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稲垣孝宣(いながきたかのり)
弁護士
稲垣 孝宣(いながき たかのり)
神奈川県弁護士会所属

京都大学法学部卒業後、横浜国立大学法科大学院を修了し、司法試験に合格。弁護士登録後は、名古屋の弁護士法人、首都圏の弁護士法人(藤沢支店、大和支店長、小田原支店長、平塚支店長)に勤務後、独立。150件程度の案件を常時担当し、交通事故・企業法務(顧問会社案件)・債務整理等の民事事件、不倫・離婚・相続等の家事事件に多くの取扱実績がある。

○インタビュー

<まずは,これまでの先生の略歴をお話しいただけますか?>

私は,京都大学法学部を卒業後、横浜国立大学法科大学院を修了し、司法試験に合格しました。弁護士登録後は、名古屋の事務所、首都圏の事務所(藤沢支店→大和支店長→小田原支店長→平塚支店長)を経て、独立しました。

<平塚で事務所を構えられたのは、前の事務所で平塚支店長だったからですか?>

それが大きいです。約2年、平塚で仕事をさせていただく中で、様々な方々と交流させていただき、皆様から非常に良くしていただきました。また、私の趣味が囲碁でして、平塚は昭和から平成初期にかけて囲碁界を席巻した方々の師匠である故木谷実先生の道場があったことから、囲碁のまちとして有名です。こういった縁も感じております。

<囲碁がご趣味なのですか?>

囲碁は小学生のころからやっています。高校のときは、ルールだけを知ってる友人2人を鍛えて、全国でベスト8(団体の部)に残りました。その後、ブランクを経て、2017年の法曹囲碁大会では、神奈川県弁護士会チームの主将として優勝にも貢献しました。事務所の下にある碁会所にも時々顔を出しています。

<趣味の囲碁が弁護士の仕事に活かされることはありますか?>

相手の出方など先を読んで、その想定される結果を分析しながら、こちらの戦略を練ることは両者に共通しているかもしれません。また、説明が少し難しいのですが、例えば碁盤の右側で得をしたので、左側では少し相手に有利な形でも全体ではバランスがとれていることはよくあります。左側でも得をしたいと思いがちですが、そうするとどこかに無理が出て、かえって損をしかねません。このように物事を全体として判断する能力というかバランス感覚といったところは弁護士としての仕事で活かされている気がします。

<弁護士登録をされてからはどのようなご活躍を?>

名古屋のときは、一般民事・家事事件全般を扱いました。離婚・相続・交通事故などはもちろん不動産関係や労働事件なども複数扱いました。依頼者ファーストを徹底した事務所で、訴訟事件が多かった印象があります。次の事務所は、債務整理を多く扱っており、多いときは月に10件以上の破産・再生の申立てを行いました。顧問会社案件も、40人程度弁護士がいた中、入所時から絶えず担当しておりました。どちらの事務所でも,常時150件程度の案件を担当しておりました。

<これまでの事務所では常時150件もの案件を担当されていたのですか?>

そうですね。名古屋のときは、弁護士登録後まもなくでしたので、非常に苦労をしましたが、その分、多くの経験を積むことができましたし、とても勉強になりました。次の事務所では、事務スタッフと一緒に、名古屋での経験を生かしながら,担当してきました。今は、150件はとても無理ですが、すべて私が行うため、より高品質なリーガルサービスを提供できると自負しております。

<今は、どのような分野の事件が多いですか?>

離婚や相続といった家事事件が増えた印象がありますが,債務整理や交通事故も多いです。最近では,裁判所から選任される相続財産清算人や不在者財産管理人といった財産管理案件が増えた印象です。私としては、基本的に自分が責任をもって受任できると思った案件はどのような分野でも積極的にお受けしていこうと考えております。また、研鑽を積んでより幅広く受任できるように努めたいと考えております。

<独立してどういった分野に力を入れていきたいというのはありますか?>

これまで絶えず扱ってきた交通事故や債務整理・不倫・離婚といった案件は引き続き扱っていきたいです。また、弁護士になってから絶えず事務所の顧問会社の案件を担当してきましたので、中小企業の顧問弁護士としても活躍したいと考えております。さらに、信託研究会や終活勉強会等に積極的に参加し、家族信託や財産の承継、エンディングサポート等のニーズにもお応えできればと考えております。

<法律相談の際に気を付けていることはありますか?>

基本的に普段誰もが使う言葉で説明すること、ご相談者様の話す声のトーンに合わせること、ご相談者様の話を否定しないこと等に注意して担当しております。現在、おかげさまで弁護士会や法テラス、神奈川県や平塚市などでほぼ月に2・3回程度どこかの法律相談を担当しており、多い年は、それらの相談や事務所での相談も含め300人以上の法律相談を担当させていただきました。

<今までの法律相談で印象に残っている相談についてお話しいただけますか?>

ご主人に不倫をされた奥様のご相談を担当したときです。私のふとした一言に、クスっと笑いが生まれ、相談の終わりに、「私、久しぶりに笑ったような気がします」と言われたことがありました。司法修習生時代に、50年くらい先輩の重鎮の先生が、法律相談に来られた方に笑いが生まれるような相談が理想とお話しされていたのを思い出し、非常に印象に残っております。

<ご依頼者様との信頼関係についてお話しいただけますか?>

きちんと打合せをして、きちんと報告をすることが大事だと思います。ご依頼いただいている案件について、今後、ご依頼者様のご意向を踏まえ、どのように動いていくかについてきちんと打合せをしてあらかじめお伝えする。そして、実際に動きがあれば、きちんと報告するだけでなく、その後、どのように動くか、動かしていくかについてきちんと打合せをしてご依頼者様と共有する。当たり前といえば当たり前なのでしょうが、このようなことをきちんとやることでご依頼者様の方に安心してお任せいただけるのではないかと考えております。

<方針の決め方について、お話しいただけますか?>

まずは、ご依頼者様のご意向をきちんとお伺いします。そのうえで、そのご意向を実現するために取りうる手段としてどのようなものがあるか、例えば、Aという手段をとるとどのようなメリット・デメリットがあるか、他にBやCという手段はないか、そのメリット・デメリットは何かなど、なるべく幅広く検討し、私のおすすめはお伝えしますが、最終的にはご依頼者様の方に選んでもらうようにしております。

<思い出に残っている事件についてお話しいただけますか?>

外注先と揉めていたところ、突然、高額の損害賠償を請求する訴状が届いたと社長様からご相談がありました。お話を伺うと過大な請求のように思えましたので、訴訟では厳しい態度で臨み、時間と労力はかかりましたが社長様のご意向に沿った内容で和解ができました。結果やそこに至るプロセスもそうですが、紛争予防の重要性、中小企業の顧問弁護士の重要性を認識した案件としても印象に残っております。

<事務所名はどのように決めたのですか?>

最初は「平塚」といった地名を入れようとも思いましたが、自分の名前を入れることで、より自分の仕事に責任を持って、1件1件高品質のリーガルサービスを提供するという決意を込めたことと、「総合」を入れることで、案件について幅広く扱っていきたいという思いを込めて名付けました。

<最後に、今後の稲垣総合法律事務所の展望をお話しいただけますか?>

基本的には、目の前のご依頼者様一人一人、案件の一つ一つときちんと向き合っていくことで、地域の皆様から信頼してもらい、地域の皆様のお役に立てる事務所として成長していければと考えております。

<本日は、ありがとうございました>

こちらこそ、ありがとうございました。

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